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第3回ハッカソンを開催しました

Posted: 2025.07.02

2025年6月28日から29日にかけて、UMP-JUST主催のハッカソン『AIエージェントの社会実装』が開催されました。本イベントには、本学の学生30名とUMP-JUST会員企業等から8名、合計38名の参加者が集まり、学生と社会人が混成チームを組んでアイデアと技術を競い合いました。

今回のハッカソンのテーマは、サントリーホールディングス株式会社様および三菱電機株式会社様からご提案いただいた以下の2つのテーマに基づいて行われました。
「AIエージェントや図表文脈理解など最新技術を組み込んで役立つツールを開発しよう」
「作業動画のゼロショット学習」


参加者たちは、限られた時間の中で創造力と技術力を駆使し、革新的なアイデアを形にするために奮闘しました。各チームは、AIエージェントの社会実装に向けた斬新なアプローチを提案し、審査員を驚かせました。特に、図表文脈理解機能を活用したツールや、ゼロショット学習を応用した作業動画解析のプロジェクトは、非常に高い評価を受けました。
このハッカソンは、参加者にとって貴重な経験となり、今後の技術革新に向けた大きな一歩となりました。UMP-JUSTは、今後もこのようなイベントを通じて、学生と企業の連携を深め、技術の発展に寄与していくことを目指しています。

また、各社様から以下のご提供をいただきました。
サントリーホールディングス株式会社 飲物の提供
日本電気株式会社 国産LLM cotomiエージェントの提供
株式会社マーズフラッグ AWS Bedrockエージェントの提供
三菱電機株式会社 作業風景動画の提供
株式会社ギブリー Azure OpenAIエージェントの提供

テーマを提案いただいた各社様、開発環境及び飲物のご提供をいただいた各社様、審査に参加いただいたみなさま、ご協力に感謝申し上げます。ありがとうございました。


開催レポート

◆1日目(6月28日)

ハッカソン1日目は、開会挨拶と審査基準の説明に続いて、チームビルディングやアイデアワークが行われました。各チームは自己紹介をし、役割を決め、マンダラートのフレームワークやアイデアスケッチを使ってアイデアを発散させました。昼休憩を挟みながら、アイデアを練りつつハッカソンワークに取り組みました。
各チームは、議論と開発に熱心に取り組み、創造性と協力の精神が溢れる一日となりました。参加者たちは、互いに刺激し合いながら、革新的なアイデアを生み出すために全力を尽くしました。
この日の成果は、単なる技術的な進歩だけでなく、チームの絆を深め、共通の目標に向かって協力する力を育むものでした。参加者たちは、ハッカソンの醍醐味を存分に味わい、次の日の挑戦に向けて意気揚々と準備を進めました。

   (1日目の様子)

◆2日目(6月29日)

2日目の開始からハッカソンワークが始まりました。1日目終了後もアイデアを練り続けたチームもあり、開始早々から議論が白熱していました。各チームは、創造力を駆使して革新的なアイデアを形にしようと奮闘していました。
14時にCode Freezeが行われ、暫しの休憩の後、審査会が始まりました。各チームは5分という限られた時間の中で、要点を簡潔にまとめつつ、趣向を凝らした発表を行いました。発表内容はどれも独創的で、審査員たちの興味を引きつけました。
発表後の質疑応答では、審査員からアイデアの観点や達成度に関する鋭くも温かな質問が投げかけられ、熱いやり取りが繰り広げられました。審査員たちは、各チームの努力と創造力を称賛し、参加者たちの情熱と才能に感銘を受けていました。

   (発表の様子)


教員、UMP-JUST会員企業から構成された審査員による審査の結果(ただしオーディエンス賞は参加者の投票)、以下のとおり各賞の受賞が決定しました。

・最優秀賞 チーム「9satsuDream」
・技術賞 チーム「葉キャン」
・アイデア賞 チーム「huksn」
・プレゼンテーション賞 チーム「Prompt4s」
・オーディエンス賞 チーム「イーラボ」
・審査員特別賞(NEC cotomi賞) 「Tech Drift」

最優秀賞 チーム「9satsuDream」
技術賞 チーム「葉キャン」
アイデア賞 チーム「huksn」
プレゼンテーション賞 チーム「Prompt4s」
オーディエンス賞 チーム「イーラボ」
審査員特別賞(NEC cotomi賞) 「Tech Drift」

 

(2日目終了後の集合写真)

さらに、場所を移して簡単な懇談会を開催しました。参加者のみなさま2日間おつかれさまでした!